4月の誕生石は「ダイヤモンド」

鉱物の中で最も硬いといわれています

そんなダイヤモンドにまつわる物語

むかし ある町の青年が

愛する女性にプロポーズをするために出された難題

「この なによりも硬い石を美しく輝かせたなら ふたりの結婚を許そう」

渡された原石はとても硬く 今まで誰も輝かせることができませんでした

その石こそがギリシャ語で「何よりも強い・征服できない」 という意味をもつ「アダマス」

ダイヤモンドだったのです

青年は あらゆる手を尽くしダイヤモンドの原石を磨き続けましたが まったく輝かず時間だけが過ぎていきました

それでも挑み続ける　そんなひたむきな姿に町中の人たちが応援しはじめ

青年に結婚を申し込まれた女性もその姿に心を打たれ温かく見守り続けました

しかし ダイヤモンドを輝かせることは大変難しく とうとう術を尽くし途方に暮れ諦めかけたそのとき

ふと たくさんの人たちに応援され支えられている自分に気付きました

そして人が人によって磨かれるように ダイヤモンドはダイヤモンドによって輝くことに気が付いたのです

ダイヤモンドを美しく磨きあげた青年は

女性への深く愛する気持ちが伝わり ついに結婚を許してもらえました・・・・

人は人によってキズつき励まされ 磨かれて成長していきます

しかし 青年が弱く脆い人間だったなら傷付いただけでした

彼もまた光り輝くダイヤモンドの原石だったのです

そんなダイヤモンドだからこそ

永遠を誓う婚約指輪にぴったりなのかもしれません